【便利/お役立ち】ライブ向け準備2 「サウンドチェック(リハーサル)、ライブ、トラブル対処」のポイントをご紹介!

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【便利/お役立ち】ライブ向け準備2 「サウンドチェック (リハーサル)、ライブ、トラブル対処」のポイントをご紹介!

こんばんは、ひいろです。

前回はライブを成功させる取り組みの前半をご紹介いたしました。
【便利/お役立ち】ライブ向け準備1 「機材、メンテナンス、セトリ、ライブ向け練習」のポイントをご紹介!

前回に引き続き、良いライブにするための「ライブの前準備~トラブル対処」についてのポイントをご紹介いたします。

(画像等は準備でき次第、順次追加していきます)

    【目次】

  1. 本記事の背景、目的
  2. 4. サウンドチェック (リハーサル)
  3. 5. ライブ
  4. 6. トラブル対処
  5. 今回のまとめ、次回について

本記事の背景、目的

準備中

【次のライブ成功に向けて】

・本ブログはライブでの再現を基本としていますが、昨今のCOVID-19でライブが全然できない状況が続いています。いつになるか分からないですが、次回ライブを成功させるために、予め出来る準備や対処法を掲載します。せっかく久し振りにライブ開催できたとしてもトラブル等で100%実力を発揮できないと悔しいですからね。基本的には、"段取り八分"です。

・分量が多いので下記の通り2回に分け、前回に引き続き今回は主にライブ当日について焦点を当てます(そのため、ナンバリングは引き継ぎます)。基本的にギタリスト観点になります。

1回目(事前関連)…機材構成、設定、メンテナンス、セットリスト、ライブ向け練習
2回目(当日関連)…サウンドチェック (リハーサル)、ライブ、トラブル対処

4. サウンドチェック (リハーサル)

サウンドチェック、リハーサル
リハーサルというと"練習"の意味が強くなってしまい本来の目的から離れてしまうので、ここでは本来の目的である"サウンドチェック"を使います。ポイントとしては"バンドの出したい音をお客さんが聞きやすいように"、出力の大小や特定帯域に出過ぎがないか等のバランスをPAさんと共に調整する点です。

【1. 手早い準備】

・対バン形式の場合は一般的に1バンドあたり10~15分程度の割当なので、曲練習やギタリストにありがちな技術を見せびらかす音出しをしている時間は無いです(他バンドも大抵聞いていませんし、メンバーにもPAさんにも迷惑になります)。準備を手早く終わらせたら、ミュートして他メンバーの準備完了を待つか時間掛かったり/トラブってるメンバーがいたらヘルプに行きましょう。本番での転換時間も大抵は10分程度と短いため、準備時間を最小限にするべく下記ツール等で機材をしっかり固定 & 電源やシールドを一纏めにしておく事で、準備に必要な動作を最小限に、具体的には「シールド1~2本と電源ケーブル1本の接続 + スイッチオン」程度に収めたいところです。
One Control "Minimal Series Pedal Board Junction Box"
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VITAL AUDIO "VA-ST1 Signal Traffic"
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IVU Creator "POK-01"
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CUSTOM AUDIO JAPAN "AC/DC Station VI"
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Noah'sark "AC/DC-1"
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VOODOO LAB "Pedal Power 2 Plus"
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【2. 中音作り】

・良い外音のために、先ずは中音をバランス良くしっかり作る事が大事です。アンプの音は自分に聞こえる程度、モニターも必要なモノのみ返してもらう方針がベターです。外音は観客の有無で変わると言われますが、変化具合は読めないのでPAさんにお任せしましょう。

・セトリに記載の曲名等を伝えて演奏し、PAさんにチェックしてもらいます。コーラスや打ち込み、音量 / 音質が変化する楽曲が適していますので、予めメンバーと曲と何処から何処まで演奏するか決めておきましょう。よく確認されるポイントは下記です。
バンドのバランス:どんなバランスでバンドが演奏しようとしているか。メインボーカルとコーラス、リード音量(リード、リズムがいる場合)や、打ち込みや同期、SE用のCD等がある場合も確認しておきましょう。

音色毎の音量差:エレキギターやキーボードに多いですが、プリセットによって音量差が大きい場合があるため事前確認が必要です。

特定の帯域が出過ぎていないか:楽器毎に出過ぎる低域や高域が無いか。歪みの場合、ブリッジミュート時の低域膨らみに注意です。
【参考】
arcray music 『中音と外音とは?中音の調整のコツは?』
Riyu Haru Music Study バンド初心者の理結とハルさんのバンド入門講座 『19日目:ライブのリハーサルとは?』
goodsound 『ライブでの各楽器やボーカルの音量バランスの考え方!お互いを尊重しないとバランスは崩壊します!』

【3. 本番と同じテンション】

・本番用のサウンドチェックや調整をするので、本番と同じ事を同じ様に出来るのがベターです。テンションや緊張によって演奏の強さ = 音量が変わると、せっかく作ったバランスが台無しになります。他メンバーが自分の音が聞こえなくなり、音量を上げる音量合戦になりがちですので気を付けましょう。

5. ライブ

ライブ
ここまで来たら後はやるだけですが、自分だけでなくメンバーやお客さんも楽しんでもらえるようにしたいですね。

【1. 緊張を活かしながら楽しむ】

・緊張し過ぎていると中々楽しむ余裕もないかと思いますが、逆に言えば一般的な出演時間である30~50分位であれば、楽しめる / ノれちゃえばあっという間に終わってしまいます。緊張自体が悪いのではなく、ノルアドレナリンが出ることで活発な活動に繋がります。つまり「緊張を活かしながら自分が楽しめる / ノれる法則」を予め見付けておいて実践できるとベターです。僕の場合はメンバーやお客さんにこそ楽しんで欲しいので、周りの様子を見て楽しんでもらえてるとノれます。逆に手元ばかり見たりで自分に集中し過ぎると一層緊張してしまいますので、普段の練習時からお客さんを想定したりメンバーを見るようにしています。

・ちなみに演奏ミスは問題ではなく、ミスに感じさせない / どう巻き返すかが重要になります。細かい部分であれば、殆どのお客さんは気付きません。
【参考】
最大の資産は自分自身. 『なぜ人は緊張するのか?緊張を克服する「思考法」と「呼吸法」僕が実際やっている対策』
日本気象協会 ALiNKインターネット 『「緊張」のメカニズムを知って、「緊張」と仲よくつき合おう!』

【2. メンバー間コミュニケーション、パフォーマンス】

・スタイルによっては演奏するだけの方もいるでしょう。しかし、余程巧い、しっとりした雰囲気以外は視覚面でのパフォーマンスも視野に入れた方がベターです。バンドであれば自分一人だけで演奏するわけではないので、メンバーとちょっと目を合わせてつい微笑んでしまうだけでも十分効果があると思います。

・各メンバーを何処で目立たせるのかも、事前に決めておくと良いでしょう。

【3. お客さん目線】

・お客さんは何を求めて来て、どんな演奏やパフォーマンスなら喜んでもらえるのでしょうか。個人的には、見る側であれば演奏がうまいだけでは何も感じません (巧い演奏であれば打ち込みやCD再生で十分です)。「演奏に加えて何を加えられるか」がバンドの個性やライブ感に繋がると考えます。例えば、メンバーが楽しそう / 仲良さそう、息が合っている、等々…。この辺りは後の映像だけでは中々伝わらないため、ライブに足を運ぶのかと思います。逆にNGなのは「自信無さそう、お客さんの方を向かずに横や下ばかり見ている」等で、演奏するだけでお客さんとコミュニケーションを取ろうとしない = 公開練習のような光景は見たいと思われないかと考えます。

・アーティスト映像等で「ここ良いな、感動したな」と感じたポイントを普段の練習に取り入れておくと良いかもしれません。

6. トラブル対処

トラブル対処
・やはり本番は緊張やテンションが変わって想定外の事故が起こりやすいです。そのため前記事の1に記載の通り先ずは機材を減らしてトラブルポイントや可能性を減らすことが大事になります。その上で復旧時間を作れるか、原因を早急に特定して対処できるかポイントになります。

【1. 対処時間の捻出】

・ライブなので「ちょっと待って」が使えません。先ずは落ち着いて、最悪自分が居なくても楽曲やライブが成立するのかも視野に入れながら、タイミングと対処時間の目処を探ります。タイミング的にはMC等の演奏時間以外がベターですので、時間稼ぎできるかバンマスやボーカルと相談しましょう。対処に当てられる時間は、長くても3~5分程度かと思います。

【2. 原因特定と対処】

・予め作っておいたトラブルシューティングリストを確認しながら、被疑箇所の特定をしていきます。全部確認するには恐らく時間が足りないので、可能性が高そうな被疑箇所から取り掛かるのもアリです。この時になって初めて被疑箇所を考えていくのでは、対処が間に合わない恐れを高めます。故障箇所を特定できても解消できないギター等の場合は、借りることも視野に入れます。

【3. 諦める覚悟】

・下記のような環境要因によるトラブルもあるため、状況によっては諦めも必要です。
電圧の変化:ライブハウスの様々な機器が電力を消費するため、アンプやエフェクターへの電圧が不足する場合があります。ノイズや音質 / 音量の変化に繋がります。

無線の混信:ライブハウス内外の無線から影響を受ける場合があります。遅延や瞬断等の影響があります。

ライブハウス機器の故障:稀だと思いますがライブハウスの機材(アンプ等)が何かの拍子で故障してしまうケースがあります。この場合は、ライブハウスのスタッフさんに交換をお願いしましょう。

今回のまとめ、次回について

今回のまとめ

【今回のまとめ】

前回と合わせてライブ向けの事前準備~当日対応について掲載いたしました。どれだけ準備したとしてもトラブルやミスの一切無いライブは、プロでも中々ないようです。失敗も含めて経験した事を蓄積していき、「またライブしたい」と思えるような、お客さんにも思ってもらえるようなライブにしたいですね。中々ライブ出来ない期間が続きますが、早くライブ出来る環境になることを願っています。

【次回について】

・年代毎の音色分析、Axe-Fxと他社高機能機材との特徴比較、B’z / Takの機材情報、等を考えています。


ご覧頂きありがとうございました。

ではまた。

ひいろ

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