Takトーンコピーの前準備:目標や条件の設定
こんにちは、ひいろです。
前回の「前提と考え方」を下地として、目標や条件を整理して
Takトーンコピーの前準備をしていきましょう。
目標を決める
・目標となるトーンを、音色毎に決める
まず最初に、目標となるTakトーンを決めましょう。
これを決めないと、永遠にさまよいます(笑)
音色の区分はひとまず下記4種でOKかと。
・クリーン(コード)
・クランチ
・バッキング歪
・リード
※他(コーラス、ディレイ、ワウ、ピッチシフター、等)は
上記からの派生系になるので、先ずは
オーソドックスな区分で目標を決めましょう。
・参考にするのは、ライブ音源
注意事項として、参考にするのは、ライブ音源がベターです
下記3点が理由です。
理由1:正確な情報を取りやすい
ライブ機材は雑誌で特集される事が多いので、
正確な情報を把握しやすいです。
また、機材も曲単位で使用されているので判りやすいです。
逆にCDでは、曲やセクション/フレーズ毎に
ギター含む機材が異なる場合もあります。
そのため正確な情報が無いこともあり、
コピーが難しくなります。
理由2:弾いてるポジションが分かりやすい
どこの弦で弾いているかが判れば、弦の違いによる
トーンの差を防いで、より正確な参考に出来るからです。
例:同じEでも1弦12フレット、2弦17フレットでは響きが異なる。
トーンの作り込みに影響が出るので、極力差を排除したトーンを
参考として、音作りすると良いです。
理由3:CD程レコーディングで手が加わっていない
ライブ版も加工されていますが、CD程ではなく
機材そのものの出音に近いです。
逆にCDでは、プロによるイコライジングやミックス、
マスタリングにより結構トーンが変わっています。
※Takソロライブの『Voyage』の1曲目"Dream Drive"を
聞くと分かりやすいです。イントロは音源ですが、
Tak弾き始めてからトーンがかなり変わります。
(勿論、同一の曲でライブとCDでは使ってる機材が
違うという理由もありますが)
以上の理由3点より、「アンプ目線でライブ機材を参考」にすると、
目標の音色に近付けやすいです。
達成条件を決める
・音を出すシチュエーション(状況)
次に、目標となるTakトーンを、どんな状況で出したいかを決めましょう。
A. ライブやバンドで(主にMarshallやJCに繋ぐ)
B. 宅録/DTMや、youtube投稿、スタジオでもライン出力
※本ブログでは、主に「A. ライブやバンドで」再現を主軸にします。
・どこまで求めるか
ここは完全に人それぞれですね。例えば…
・システム全体をコピーしたい
・10万円で出来るだけ(ギター本体含まず)
・ギターケース/バッグ、ギグバッグに入る範囲で
・バッキング歪位、後は適当でOK
…等々。色々あると思いますが、
ちょっと考えておくと、後から後悔しない確率が上がります。
制約条件を整理する
目標とシチュエーションを決めたら、制約条件を洗い出しましょう。
・費用
大事ですよねぇ、人それぞれ事情が違うでしょうし…
ご家族やお財布等と相談してください(笑)
これによって、再現範囲が制限されますね。
・運搬方法
割と重要です、一般的には下記区分でしょうか。
・車
・電車、バス(公共交通機関)
・自転車、バイク
これによって、機材のサイズ等が制限されますね。
・使えるアンプ
特にツインギターでライブする場合、
主に下記いずれかに固定と思います。
・Marshall(JCM900、2000、他)
・JC-120
これによって、揃えるべき機材の範囲や接続方法が制限されますね。
今回のまとめ
・ちょっと長々したのでまとめます
先ず目標を決める & 制約条件を設定する
この辺りを決めておかないと、いつまでたっても
機材地獄から抜け出せず
何度も買い足し、売り払いを繰り返すことに…(体験談)
※後から目標・条件共に変わってOKです。
また、仮決めですのでシビアでなくてOKです。
大切なのは「自分の理想を整理し、目標を決めてから進める」
ということです。
周りに振り回されるとろくな事になりません。
※この辺りはB’zコピーに限らずですね。
・各自の条件下でベストTakトーンを実現
最近は安価で良い機材も多いので、誰の方が良いとかでなく、
各自なりの条件下でTakトーンを目指しましょ!
※余裕が出来れば、要件整理シート(?)みたいなのを作ろうかと…
次回について
・目標の決め方と制約条件の設定例
次回は、自分のケースで「目標の決め方と制約条件の設定」を紹介予定です。
ご覧頂きありがとうございました。
ではまた。
ひいろ
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