【比較】ギターキャビネット Marshall “1960A”、Bogner “212CB” (B’z 孤独のRunawayにて)

How to 音色コピー
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【比較】ギターキャビネット Marshall "1960A"、Bogner "212CB" (B’z 孤独のRunawayにて)

こんばんは、ひいろです。
前回の記事で、ギターの音の出口であるマイクを比較し、その影響の大きさを把握しました。
【比較】SM57、E906、Galaxy Note8、HDR-MV1 (B’z 孤独のRunawayにて)
そこで、今回はマイクの前段の、キャビネット比較情報を掲載します。
(画像等は準備でき次第、順次追加していきます)

    【目次】

  1. 本記事の背景、目的
  2. 環境、構成
  3. 比較
  4. 今回のまとめ、次回について

本記事の背景、目的

準備中

【キャビネットによる差の検証】

B’zのTak氏が、近年のライブにてキャビネットをクリーン用と歪用で使い分けているのを知り、マイク同様にキャビネットの違いによる影響度の大きさを把握したく実験しました(マイクは前回同様、2013年ライブ『Endless Summer』時のマイク2種)。

【B’z / Tak機材紹介】2013年 ライブ『ENDLESS SUMMER』

【Takトーン実現に向けて】

・以前似たような事を記載しましたが、使用機材を知るのが目的ではなく、「ライブで如何にTakトーンを実現するか」というアプローチを本ブログでは目指しています。そこで、これからのトーンコピーにあたり「実はキャビネットも音色の大きな一要素」という点を確認します。
また、留意点として
・ライブハウスに大抵あるMarshall "1960A"を想定して音作りしています。
・家での録音のため、音量は控えめ、ノイズが混じります、ご了承ください。
・言い訳ですが、マイクレコーディングのノウハウ積んでいる最中で、巧くはないです。
・音量調整はしましたが無加工で、4機種共に同じ設定です(マイクの位置もほぼ同じ)。本来はバンド構成に合わせて、ミックス時にもっと低音をカットしたりします。
・お聞きになる環境や好みにより、聞こえ方が変わると思います。
・Axe内の構成は、複雑なため別記事にて紹介いたします。

環境、構成

システム系統図

【システム系統図】

システム系統図
ギター → Axe-Fx II → CARVIN DCM200L → Marshall "1960A" or Bogner "212CB" → マイク →TRI-CAPTURE
マイク位置は、オンアクシスです。
※オンアクシス…キャビネット内の対象スピーカーの中心に対し、垂直かつ真近くにマイクを立てること。複数あるマイク設置方法の中で、一番明るくアタックのある音を録音できます。

【比較対象】

Bogner "212CB" + SENNHEISER "E906"
準備中

Marshall "1960A" + SENNHEISER "E906"
準備中

Bogner "212CB" + SHURE "SM57"
準備中

Marshall "1960A" + SHURE "SM57"
準備中

また、キャビネット内のスピーカーは、BognerにはCelestion "Vintage 30"、MarshallはCelestion "G12T-75"を載せています。
メーカーサイト『Celestion Vintage 30』
メーカーサイト『Celestion G12T-75』

ちなみに、Bognerキャビネットは、サイレントオークションにて落札しましたBogner Blueの2発を使いました。
準備中
B’z『松本孝弘ステージ使用・スピーカーキャビネット / サイレントオークション実施決定!!』

比較

準備中

【比較動画】

【動画構成】

0:01~…Bogner "212CB" + SENNHEISER "E906"
0:21~…Marshall "1960A" + SENNHEISER "E906"
0:41~…Bogner "212CB" + SHURE "SM57"
1:02~…Marshall "1960A" + SHURE "SM57"

参考に、スピーカーの周波数レスポンスを掲載しておきます。
・Celestion "Vintage 30"
周波数レスポンス
・Celestion "G12T-75"
周波数レスポンス

今回のまとめ、次回について

【個人的な意見としては】

・Bogner "212CB" + SENNHEISER "E906"Bognerらしい中域盛りだくさんの音色で、大人っぽい印象を受けます。バッキングが好みです。

・Marshall "1960A" + SENNHEISER "E906"Marshallらしいジャリっとした感もありながら、バッキング及びソロがバランス良く撮れてるという印象です。トーン的には少し軽い分ミックス時には扱いやすいのではないでしょうか。全体的に落ち着き目で、ソロが多少沈みがちな感はあります。

・Bogner "212CB" + SHURE "SM57"Bognerらしい中域と、やはり57らしい高域とが合わさり、ソロが前に出すぎる印象です。これもそこそこバランスは良い気はしますが、ジャリジャリ感が多少強いと感じます。

・Marshall "1960A" + SHURE "SM57"よく聞くような音色ですが、こうして比較すると、ギター単独でも前に出てくるように感じます。ミックスをするなら、これくらいの方がうまくバンドアンサンブルに混じるのでしょうか。

【総じて】

好みにもよりますが、バランスが重要だと改めて感じました。

Marshall用にトーンを作ったとは言え、Bogner + SM57はもっと上品になると想像していましたが、中域と高域が前に出(過ぎ)て、バンドアンサンブルにはどうなのか疑問が出てきました。逆に、Marshall + SM57は意外にも使える音のような印象も受けました。
とは言え、マイクを1本選べと言われたら、E906の力強い音色が好きなので、E906を選びます。

留意点にも記載しましたが、本来はバンド構成に合わせてミックス時に低音をカットしたりしますので、このままではベース等とぶつかって抜けないでしょうが、今回はあくまでキャビネット及びマイクの比較として、ご了承ください。

【次回について】

時間を作り次第、ギター比較も予定です。


ご覧頂きありがとうございました。

ではまた。

ひいろ

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