【How to 音色コピー】Gibson “Tak Matsumoto シグネチャーモデル” 3種の音色分析、特徴を比較してご紹介!

How to 音色コピー
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【How to 音色コピー】Gibson “Tak Matsumoto シグネチャーモデル" 3種の音色分析、特徴を比較してご紹介!

こんばんは、ひいろです。

前回は引き続き、詳細分析として所持しているギターからGibson "Tak Matsumoto Double Cutaway Brown Burst"(以下BDC)をスペクトル分析し、音色の特徴をご紹介しました。
【How to 音色コピー】Gibson "Tak Matsumoto Double Cutaway Brown Burst"の音色分析、特徴をご紹介!

今回は前回までの総まとめとしてGibson “Tak Matsumoto シグネチャーモデル" 3種の音色分析、特徴を比較してご紹介いたします!

(画像等は準備でき次第、順次追加していきます)

    【目次】

  1. 本記事の背景、目的
  2. Gibson "Tak Matsumoto シグネチャーモデル"について
  3. スペクトラム特性と特徴分析
  4. 音源
  5. 今回のまとめ、次回について

本記事の背景、目的

準備中

【Takトーン実現に向けて】

・以前から度々記載していますが、使用機材を知るのが目的ではなく「ライブで如何にTakトーンを実現するか」というアプローチを本ブログでは目指しています。そこで、音色コピーにあたり「どうすれば、(Tak氏と同じ機材を揃えるのではなく)ライブハウスによくある機材や、市販機材でTakトーンを実現していけるか」を追究していきます。

【ギター毎の特徴把握、その音色再現】

・以前にギター比較記事を掲載しましたが、改めてGibson "Tak Matsumoto Double Cutaway Brown Burst"に焦点を当てて深堀りします。スペクトル分析により、よく言われる「ギター毎の音色特徴や差異」を把握できれば、「音色はこっちのギターが好きだけど、見た目や弾きやすさで他ギターを選んでしまう」、「欲しいギターがもう売っていない!」等のようなケースで、好きなギターに似た補正 = 音色再現に有用かと考えます。

Gibson "Tak Matsumoto シグネチャーモデル"について

【1. 基本事項】

前回までの3回の記事で、CY,Tak Burst、及びBDCを詳細分析しました。各詳細は下記をご参照ください。シグネチャーモデルには他の色のDCやFirebird等もありますが所持していませんので、この3種を説明させて頂きました。

Gibson "Tak Matsumoto Les Paul Canary Yellow"の音色分析、特徴をご紹介!

Gibson "Tak Matsumoto Les Paul Tak Burst"の音色分析、特徴をご紹介!

Gibson "Tak Matsumoto Double Cutaway Brown Burst"の音色分析、特徴をご紹介!

【2. 基本スペック】

CY,Tak Burst、BDC、及び比較対象のふぉれすぽのスペック一覧表です。
CY Tak Burst BDC スペック一覧

【3. 使用時期】

CY、Tak Burst、BDC使用時期は、下記の通り1999~2008年です(機材記事あるものはリンクしています)。
【CY…1999~2003年】
【Tak Burst…2001~2004年】
【BDC…2003~2008年】

1999年『Brotherhood / LIVE-GYM '99 "Brotherhood"』

2000年『LIVE-GYM Pleasure 2000 "juice"』

2001年『ELEVEN / LIVE-GYM 2001 "ELEVEN"』

2002年『Dragon From The West』、『華』

2002年『GREEN / LIVE-GYM 2002 "GREEN 〜GO★FIGHT★WIN〜"』

2003年『BIG MACHINE』、『LIVE-GYM The Final Pleasure "IT'S SHOWTIME!!"』

2004年『TMG I / TMG "Dodge The Bullet" Tour』

2004年『House Of Strings / Collaboration 2004 松本孝弘 「華」 with 東京都交響楽団』

2005年『THE CIRCLE / LIVE-GYM 2005 "CIRCLE OF ROCK"』

2005年『Theatre Of Strings』

2006年『MONSTER / LIVE-GYM 2006 "MONSTER'S GARAGE"』

2007年『ACTION / LIVE-GYM 2008 "ACTION"』

2008年『LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-』

スペクトラム特性と特徴分析

【1. 録音環境、比較対象】

変動要因を極力減らすため、Axe-FxⅡはバイパス、ギターのボリュームとトーンはフル、Gコードを一発弾いただけで録音しています。今回は、Tak氏シグネチャーモデル比較でのコメントになります。
録音環境

【2. スペクトル波形、数値】

・ピックアップ毎に弾き、波形を比較した結果が下記グラフになります。

1. リアピックアップ使用時
CY Tak Burst BDC リアピックアップ使用時スペクトラム

2. センターポジション使用時
CY Tak Burst BDC センターポジション使用時スペクトラム

3. フロントピックアップ使用時
CY Tak Burst BDC フロントピックアップ使用時スペクトラム

4. CY、Tak Burst、BDCまとめ
CY Tak Burst BDC 帯域特徴

※スペクトル分析の手法はこちらの記事に掲載しています。

【3. 特徴、印象】

・総評…基本的な印象は前回と変わらず「CYは前に出る。Tak Burstはリアはバリッと、フロント大人しめ。BDCはバランス良く。ふぉれすぽはちょっと細めな分馴染みやすい。」というイメージです。

・リアピックアップ使用時…多少差異はありますが、全体的には似ています。各ギターの特徴は、「CYは中低~中域の強さ、Tak Burstは中低域の強さ、BDCは帯域バランスの良さ」に見えます。

・センターポジション使用時…こちらは特徴が異なって見えます。「CYは300~400Hzの強さ、Tak Burstは200Hz辺りの強さ、BDCだけは抑えめな低域及び高域」が特徴的に見えます。

・フロントピックアップ使用時…似ている部分も多いですが、「CYは1.5kHzの強さ、Tak Burstは130Hzの強さ、BDCはセンターとは逆に低域と高域が出ている」のが特徴的に見えます。

【備考】
・極力同じ様に弾いたつもりですが、弾き方等によって出音や波形はかなり変わるので傾向把握程度としてください。
・個体差あるので、あくまでも僕の所有しているギターの特性であり、Tak氏所有のギターやギター体の特性を表すものではないです。
・ピックアップ自体の比較ではございません。

・余談ですが、MOOERから「登録した他のギターの音に変えるエフェクター」が発売されています。音色を変えたい時に持ち替えずに済むのは楽ですね。

MOOER ( ムーアー ) / Tone Capture GTR トーンキャプチャー

サウンドハウスで見る

サウンドハウスで見る

音源

前回はギター単独で比較しましたので、今回は楽曲に混ぜたケースで録音しました。

【音源】

【動画構成】

0:03~1:42…Gibson "TAK Matsumoto Les Paul Canary Yellow"(1999年製)
1:42~3:21…Gibson "Tak Matsumoto Les Paul Tak Burst"(2003年製)
3:22~4:59…Gibson “Tak Matsumoto Double Cutaway Brown Burst”
5:00~6:39…ESP “Custom Order Made Guitar ふぉれすぽ"

【備考】
・音量差がある場合がありますので、音量にはご注意ください。
・音量調整以外の加工はしてません。

今回のまとめ、次回について

【今回のまとめ】

・前回比較時とAxe-Fxの設定は全く変わっているために音色も大きく変わっていますが、基本的な印象は前回と変わらないです。特に歪ませて楽曲と混ぜると、大きな違いは念入りに聞かないと僕にはわからないです…。特徴を参考にイコライザー補正すると、お持ちのギターで各ギターの音色を再現できるのではないでしょうか(イコライザーの使い方に関する記事はこちら)。

【次回について】

・他年代の音色分析、Axe-Fxと他社高機能機材との特徴比較、B’z / Takの機材情報、等を考えています。


ご覧頂きありがとうございました。

ではまた。

ひいろ

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