【How to 音色コピー】Tak(B’z 松本孝弘)氏のギターだけの音源ピックアップ
こんばんは、ひいろです。
前回は、イコライザー(EQ)使用の帯域変化と使い方、人間の聞こえ方について掲載しました。
・【How to 音色コピー】イコライザーの特徴 / 使い方、人の聞こえ方
そこで今回は、Tak(B’z 松本孝弘)氏のギターだけ、もしくは聞こえやすい音源をピックアップしてご紹介します。
(画像等は準備でき次第、順次追加していきます)
・Tak氏の音色、音作りをコピーするポイントは(メイン歪 / バッキング編)はこちらの記事から
本記事の背景、目的
【Takトーン実現に向けて】
・以前似たような事を記載しましたが、使用機材を知るのが目的ではなく、「ライブで如何にTakトーンを実現するか」というアプローチを本ブログでは目指しています。そこで、これからの音色コピーにあたり「どうすれば、(Tak氏と同じ機材を揃えるのではなく)ライブハウスによくある機材や、市販機材でTakトーンを実現していけるか」という点を確認します。
【音色作りの目標として】
・何を行うにしても、目標の設定と、その目標の正確な情報は非常に大事です。
・そのため、B’z / Takソロの音色コピーにあって今までは 機材記事を掲載してきました。そこで、今回は一歩踏み込んで「Tak氏のギター音源」に集中して改めてピックアップしていきます。前回記事に記載の通り、音とは、空気などを伝わる振動で、波形で、究極的に言えば、機材が違っても出てくる波形が似ていれば、音色をかなり近付けることが理論的には可能です(音使い等は別として)。
・目標を正確に知るべく、極力ギターだけの音源を収集し、整理してきます。ただし、ギターだけの音源は少ないので、比較的ギターの音が聞こえやすい( = サイドギターやベースの音が無い/少ないという観点)も対象とします。
Tak氏のギター音源(一覧表)
【一覧表】
・早速ですが、下記が一覧表になります。
・先般記載通り、映像作品からの抜粋を基本とします。
【補足】
・小さくなって申し訳ございません、拡大して御覧ください。
・記載ポリシーは『曲名(曲のうち何処か、使用ギター)』です。
・比較的入手しやすい映像作品から先ずは取り上げていきます。
・所持していない作品もあるので、徐々に作成していきます。
・アンプ別の主な構成は下記画像をご覧ください。
1995年『Pleasure'95 "BUZZ"』
…S R&D "ROCKMAN XPR" + VHT "Classic" + Mesa/Boogie 4x12 Recto Standard Slant Cabinet/ARMOR
1995年『Pleasure'95"BUZZ』の機材情報はこちら
2001年『LIVE-GYM 2001 "ELEVEN"』
…PEAVEY 5150Ⅱ + Bogner "212CB"
2001年『ELEVEN』の機材情報はこちら
2003年『LIVE-GYM The Final Pleasure "IT'S SHOWTIME!!"』
…Bogner "Uberschall" + Bogner "212CB"
2003年『BIG MACHINE』、『Typhoon No.15 The Final Pleasure “IT'S SHOWTIME!!』の機材情報はこちら
2008年『LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-』
…Bogner "Ecstasy Classic" + FAT "212"
2008年『GLORY DAYS』の機材情報はこちら
2013年『LIVE-GYM Pleasure 2013 -ENDLESS SUMMER-』
…FAT "10"、FAT "13" + FAT "212"
2013年『ENDLESS SUMMER』の機材情報はこちら
【留意事項】
ギターだけが聞こえやすい音源をピックアップしますが、下記2点にご留意ください。
・普段のバンド練習や演奏中では「アンプ → キャビネットスピーカー」からの音を聞いている事が多いと思いますが、映像 / ライブは「アンプ → キャビネットスピーカー → マイク → PA(コンプ、EQ等の加工、ミックス) → 出力スピーカー」と、構成が違います(CDにおいても同様です)。よってギター~アンプまでを全く同じにしても、構成が違うので、音色も全然違って当然です。この後段の処理を認識した上で、「マイクやPAによるミックス後を完成形」として意識して取り組むことも大事です。
・上記より、マイク特性やPAでどんな処理がされているのかを知っておく事が役立ちますが、実際にどう処理されるかはライブハウスやエンジニアによって変わるため、全てを予測するのは不可能かと思います(リアルタイムに設定を変更する場合もあります)。現実的には、ライブハウスでよく使用されるSHURE "SM57"を通した音を知っておくことが大事です。違いを理解するために、マイクの違いによる音色変化を記事にしましたが、耳の聞こえ方に近いと感じる Sony "HDR-MV1"と比較して、SHURE "SM57"はかなりスッキリとする印象です。
※有名かもしれませんが、Tak氏の後ろにあるキャビネットは一部を除きダミーで、上にあるアンプヘッドも使用されていません(B’zライブに初めて参加した時は僕も勘違いしてました)。 2019年 B’zライブ『Whole Lotta NEW LOVE』においても様々ギターアンプやキャビネットがTak氏の後ろにありますが、マイクが立っているキャビネットのみ音が出ています(流石にあの場所から後方の客席には届かないでしょう…)。
Tak氏のギター音源(音源)
・一覧表だけでは理解しづらいかと思いますので、一部ですが音源を作成いたしました。
【音源動画】
【動画構成】
0:00 ~ …1995年『Pleasure'95 "BUZZ"』
0:55 ~ …2001年『LIVE-GYM 2001 "ELEVEN"』
2:32 ~ …2003年『LIVE-GYM The Final Pleasure "IT'S SHOWTIME!!"』
3:49 ~ …2008年『LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-』
4:17 ~ …2013年『LIVE-GYM Pleasure 2013 -ENDLESS SUMMER-』
【補足】
・ノーマライズ(音量正規化)はしておりますが、音量にはご注意ください
今回のまとめ、次回について
【総じて】
・1993年から2018年までの作品を一通り確認しましたが、想定以上にギターだけの音源が少なく、ここは想定外でした。もう少し種類があって、選択肢が広がると思っていたのですが…。
・しかしながら、これだけあれば各年代の特徴を掴んだ上で、波形分析やコピーするにあたっての参考資料としては十分かと考えます。
・Tak氏の音色、音作りをコピーするポイントは(メイン歪 / バッキング編)はこちらの記事から
【次回について】
・年代毎の音色分析、Axe-Fxと他社高機能機材との特徴比較、B’z / Takの機材情報、等を考えています。
【B’z / Tak氏の音色コピーするには】
同じ機材を揃えずにB’z / Tak氏の音色コピーするには、こちらをご覧ください。
B’z / Takトーンのコピー、再現に向けて
ご覧頂きありがとうございました。
ではまた。
ひいろ
コメント